NTTドコモとバスケットボール女子日本リーグ(WJBL)、人羽田ヴィッキーズ女子バスケットボールクラブ(ヴィッキーズ)、NATIONS、兵庫プロバスケットボールクラブ(西宮ストークス)は3月13日、スポーツ競技における映像やデータの利用機会の拡大に向けて、バスケットボール競技の自動撮影による自動追尾映像ライブ配信・リアルタイム試合解析のトライアルを実施したことを発表した。
トライアルは2018年2月23日に行われた「西宮ストークス対バンビシャス奈良」の練習試合と、3月10日に行われた「東京羽田ヴィッキーズ対日立ハイテククーガーズ」(Wリーグ公式試合)において実施された。
今回のトライアルでは、スポーツ競技の自動映像撮影、自動解析技術を利用し、リアルタイムの映像配信および試合解析のデータ生成を実施。バスケットボールの男女クラブチームそれぞれの試合におけるトライアルを通じて「試合中の戦術分析に活用できる試合解析データのリアルタイム生成」「複数台カメラの自動切り替えで撮影された試合映像のライブ配信」「試合解析データに基づき自動撮影された追尾映像のライブ配信」の検証を行った。
トライアルについてドコモは、自動映像撮影、自動解析技術を用いて、クラブチームや競技団体、映像配信会社とともに技術検証を行い、バスケットボール競技における有用性を確認できたとしている。また、新しい視点によるライブ配信コンテンツを届けることができるようになるだけでなく、視覚的なデータをリアルタイムに得られることでプレイヤー側も戦術作成を効果的にできたという。