サイトー企画は12日、定番の秀丸テキストエディターのVer8.79のリリースを行った。
多彩なカスタマイズやユーザーが作り上げる多数のマクロライブラリなど、編集者からプログラマ、プライベートから業務まで幅広い分野で使える定番テキストエディター秀丸がVer8.79へとアップデートした。
検索サイトがインターネットの世界で重要なポジションを占めるのと同様に、データの検索機能は業務の改善に欠かせない技術。正規表現やGrepを標準搭載し、ユーザーたちのマクロ作品にも数多く登場する、秀丸の"検索"機能に新たな機能が加わった。
Ver8.79の検索ダイアログを開くと[すべて検索]には、その機能が並ぶ。「スクロールバーにマップ」は、検索ヒットする位置が目視できるようスクロールバー上にヒットポイントが出現する。いわば可視化のような効果が日常的に使うテキストエディタに加わる。長い行や大きなデータでは、特に便利な機能で億劫になりがちな大量の文書の中からも目で追えるマークは嬉しい機能だ。
また、「すべて検索 - 一覧表示」、「すべて検索 - アウトラインに表示」と専用のダイアログが用意されており、"すべて選択"や"移動"など用途に応じた使い分けができる。
秀丸公式サイトの新機能特設紹介ページには機能がキャプチャ画像付きで丁寧に紹介されている。ほかのバージョンの新機能掲載されているので、バージョンアップする際には、過去の新機能もチェックしておくと良いだろう。