SAPジャパンは、「SAP Cloud Platform」に新たな販売モデルの追加や最新のSAP Cloud Platform SDK for iOSなど顧客のデジタルイノベーション加速を発表した。
「SAP Cloud Platform」はクラウドネィティブのビジネスアプリ開発を可能とする同社提供のPaaS(platform as a service)。SAP Leonardoの基盤でもあり、世界約700のパートナーから約1,300のビジネスアプリケーションが提供されている。
2月には従来のサブスクリプションモデルに加え、消費ベース(consumption-based)の価格体系の投入についてSAPの最高デジタル責任者Bertram Schulte(バートラム・シャルテ)氏が公式ブログで言及しているが、SAPジャパンでは日本では第2四半期に提供する予定であることを発表。新しい販売モデルでは、消費量と残量についての定期的計測、各サービスの消費量可視化などデータに応じたタイムリーな調達が可能になる。新ポータルのcloudplatform.sap.comでは、サービスの紹介や価格体系のシミュレーションも設置されている。
また、開発環境として最新のSAP Cloud Platform SDK for iOSにも言及しており、AppleのXcode統合開発環境やプログラミング言語Swiftと連携し、SAP API Business Hubを使用した翻訳アプリからSAP S/4HANAやSAP Cloud Platform Big Data Services、SAP HANAビジネスデータプラットフォームなど同社サービスやプラットフォームを用いたアプリ開発も実現できる。