Drupalプロジェクトは2018年3月7日(米国時間)、「Drupal 8.5.0 is now available|Drupal.org」において、Drupalの最新版となる「Drupal 8.5.0」の公開を伝えた。Drupalは人気の高いCMSの1つ。
Drupal 8.5.0の主な新機能は次のとおり。
- メディアモジュールの改善とすべてのサイトビルダに対応
- マイグレーションを大幅に改善
- Content Moderationモジュールの安定化
- Settings Trayモジュールの安定化
- BigPipeを使った高速ダイナミックページをデフォルト化
- コンテンツ翻訳ワークフローを改善
- PHP 7.2に対応
- 新しいエンティティレイアウトユーザインターフェースの導入(実験的)
Drupal 8系はこれまでどおりアップデート作業をすることでDrupal 8.5.0へアップデート可能。Drupal 7系はサポートブランチとなっているため、Drupal 8系に取り込まれたバグ修正は7系のアップデートで適用されることになる。Drupal 6系はすでにサポートが終了しているため、Drupal 6系およびこれよりも前のバージョンを使用している場合は、Drupal 8系へ移行することが推奨されている。
Drupal 8系は2019年3月からPHP 7系以上のバージョンを要求するようになるため、現在DrupalをPHP 5.5系またはPHP 5.6系で動作させている場合、それまでにPHP 7系へアップグレードすることが推奨されている。