日本ユニシスは3月7日、東京都立産業技術研究センター(都産技研)のロボット産業活性化事業「公募型共同研究開発事業」で2017年12月26日に採択された、「駅定点監視カメラの死角を警備ロボットが監視することで駅の安全性向上や駅係員の業務軽減負荷に寄与する」ことをテーマとした提案について、アースアイズ、西武鉄道と共同で実用化を目指した共同研究開発を開始することを発表した。今秋から、西武鉄道の一部駅構内で実証実験を開始する予定だ。
今回の共同研究開発事業では、都産技研が試作開発中の自律移動型案内ロボットLibra(リブラ)と屋外利用を目指す試作ロボットTaurus(トーラス)の防水、防塵、踏破能力を組み合わせ、不審者、不審物などを検知、通報する仕組みを実現した自律移動型ロボットを開発する。
日本ユニシスは、今後もこれまでの取り組みで得られたインテグレーションノウハウを生かし、カスタマイズ型ロボットの開発・導入を推進するとともに、すでに製品化されている各種の既製型のロボットのラインナップの拡充も推進し、幅広い業種に向けたサービス展開をしていく。