ウイングアーク1st(WingArc1st Inc)は6日、アパレルブランド向けクラウドプラットフォームなどを展開するEverforth社の買収を発表。業務特化型のクラウドプラットフォームに力を入れ、同社ミッションステートメントであるThe Data Empowerment Companyを目指す。
Everforth社は、Webやアプリ、メールやメッセージングからCRM、データ解析など多数の機能を持つクラウドアプリケーション開発を行える「Prefer Cloud Platform」を提供する企業で、Business Modeling(ビジネス企画/設計) → Development(開発) → Operation(運用) → Evaluation(評価/分析)のサイクルで迅速な開発を掲げる「Prefer Growth」での開発受託サービスも展開する。
帳票基盤ソリューションSVFやSVF Cloud、電子活用ソリューションSPAなどをはじめとした帳票事業や集計・分析プラットフォームDr.Sum、ビッグデータの可視化支援MotionBoardなどのBI事業を展開、日本企業特有の帳票文化とITの融合を重ねてきたウイングアーク1stは、データに価値を与えることでユーザー企業のイノベーションを促進し、企業価値向上を支援していくことを意味するミッションステートメント"The Data Empowerment Company"を掲げている。
今回、両社は株式譲渡による連結子会社化に同意したことを発表。産業や業務に特化したクラウドを提供していくことで、企業価値向上支援を推進していく構えだ。