リコーは3月6日、VRとAIを活用した360度で表示するバナー広告事業に参入し、その一環として、360度の広告画像の提供から広告の効果測定などを行うサービス「RICOH 360 for Ad」を提供開始すると発表した。
「RICOH 360 for Ad」は、リコー独自の360度の画像注目領域アニメーション技術(特許出願済)を活用し、これまでに撮影された360度の画像を学習することで、広告写真の中で注目すべき箇所を自動で抽出する。これによって、広告画像を水平に回転させるだけでなく、訴求したい領域が自動で映るようになるという。
また、ワンショットで360度の全天球イメージを撮影できるカメラ「RICOH THETA」で撮影した360度の広告画像は、上下左右360度全てを表示することができる。静止画なので、広告画像のファイルサイズは動画と比較しても低容量で、広告を掲載するサーバへの負担を抑えられるという。