NECは、同社が提供するiPad向けクラウド型POSレジサービス「NEC モバイルPOS」をTBグループ(以下、TBG)が提供するプリンタ・各種インターフェース一体型のiPad向け多機能業務用スタンド「iSAPPOS Cシリーズ」に対応させ、販売すると発表した。
「iSAPPOS Cシリーズ」は、2017年10月に発売された、プリンタ一体型のiPad向け多機能業務用スタンド。TBGは、急速に成長するタブレットPOS市場をターゲットとして、これまで「キャッシュドロア」、「カスタマディスプレイ(お客様側表示)」、「プリンタ」をはじめとする周辺機器を販売しており、タブレットPOSユーザーの求める幅広い機器をワンストップで提供する体制を整えてきた。今まで、「iSAPPOS Cシリーズ」のソフトウェアについては、パートナーSIベンダーと協業してきた。
今回、「iSAPPOS Cシリーズ」に対応した「NEC モバイルPOS」は、1店舗のみの小規模事業者から数千店舗のチェーン店を有する大規模事業者まで、幅広い規模の小売店で利用可能な機能を提供するiPad向けクラウド型POSレジサービス。24時間365日対応できるサポート体制も整備した。NECは、約20年間のPOSシステム販売で培ったノウハウを「NEC モバイルPOS」へも反映しており、今後、さらなる事業拡大に向けて、従来行っているチェーン店をメインターゲットとした直販と、全国の販売パートナー企業を通じた中小店舗への販売に加え、様々な販売パートナーとの連携も強化していくという。
また両社は今後、国内の流通業界における相互の長年の経験と実績をもとに、急成長を続けるタブレットPOS市場に対して、相互の製品・サービスを連携することで「レジ業務としての使いやすさ」、「幅広い拡張性を持つソリューション」、そして「安心を提供するシステム」を開発し、幅広く提供していく。なお、販売開始に先駆け、3月6日~9日に東京ビッグサイトで開催される「リテールテックJAPAN 2018」にて、同サービスが出展される。