アライドテレシスは3月5日、同社のSDN/アプリケーション連携ソリューション「Secure Enterprise SDN(SES)」と、米ZingBox(ジングボックス)のIoTデバイスの保護に特化したセキュリティ製品「ZingBox IoT Guardian」を連携し、SDNによる産業インフラへのネットワークセキュリティの強化ソリューションを提供開始すると発表した。

  • 「Secure Enterprise SDN」と「ZingBox IoT Guardian」の連携イメージ

    「Secure Enterprise SDN」と「ZingBox IoT Guardian」の連携イメージ

ZingBox IoT Guardianは、製造業、医療、一般企業などで導入が進んでいるIoTデバイスとその通信の状況を可視化することができるIoT環境に最適化された新しいセキュリティソリューション。

ZingBox独自のIoTデバイスプロファイルビッグデータとマシンラーニング技術により、自動的に監視対象ネットワークに接続されているIoTデバイスを可視化(検出、分類、動作把握)し、リアルタイムでの異常検知やリスク管理を実現するとしている。

一方、アライドテレシスのSESは、SDN/OpenFlow技術をエンタープライズや産業向け市場に適応させ、各種アプリケーションとネットワークを連携/連動させることにより、ネットワーク運用管理に要する工数/コストの削減、および、セキュリティの強化を実現するという。

今回、ZingBox IoT Guardianとの連携により、サイバー攻撃を受け、異常な振る舞いを行うデバイスをマシンラーニング技術により検知することで、被疑デバイスの通信をエッジスイッチにて遮断/隔離し、被害の拡散防止するなどのセキュリティソリューションを提供する。

なお、ZingBox IoT Guardianはソフトバンク コマース&サービス(ソフトバンクC&S)が輸入・販売を行っており、新ソリューションの販売でも協業する。