宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、星出彰彦宇宙飛行士がISS第64次/第65次長期滞在搭乗員に決定したことを発表した。滞在時期は2020年5月ごろから約半年間。
主な任務は、日本人として2人目のISS船長として第65次長期滞在の指揮をとること、そしてフライトエンジニアとして、「きぼう」を含むISSの各施設の維持・保全、科学実験、ISSロボットアーム操作などを実施することとなっている。
星出宇宙飛行士は1999年にJAXA宇宙飛行士候補者として選抜され、2008年6月には、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)としてスペースシャトルによる「きぼう」日本実験棟の打ち上げミッション(3便のうち2便目)に搭乗した。
また、2012年7月には、ソユーズ宇宙船(ISSへの搭乗員打ち上げ31回目:31S)に搭乗し、ISS第32次/第33次長期滞在搭乗員のフライトエンジニアとしてISSに124日間滞在。今回が3回目の宇宙飛行となる。
なお、今後、ISSの長期滞在に必要な訓練を2018年秋頃から開始する予定ということだ。