インテックとFRONTEOは3月2日、インテックが提供する金融機関向けCRMソリューション「F³(エフキューブ)」と、FRONTEOが独自に開発した人工知能エンジン「KIBIT」を連携した解析サービスの提供を開始したと発表した。
「F³」は地方銀行において、営業交渉履歴、応接記録、利用者の声などの管理に活用されている。一方、「KIBIT」は、金融機関が保有する膨大なデータを解析することにより、従来難しかったテキストデータの網羅的なチェックや、作業時間の大幅な短縮、費用の削減を通じて、より高度な業務への人材投入などを実現している。
両社は、「F³」と「KIBIT」のスムーズな連携を行うことで、保有するビッグデータを短時間で効果的に活用できる仕組みを提供するという。
具体的には、営業交渉履歴、日報など大量のデータの中に埋もれている営業チャンスの発掘、ライフイベントが発生したタイミングに応じた最適な商品抽出を実現、コンプライアンス遵守の観点での応接記録チェックによる「お客さま本位の取引」の実現、「お客さまの声」に占める満足度の割合や推移の定量値化によるロイヤリティの向上、社員、行員の商品理解力のチェックや報告書等の文章作成力の向上など社員教育での活用、ビジネスマッチング事例や成功事例など、利用者に役立つ、最適な情報の抽出といった活用や効果が期待できるとしている。