ノキアは、丸紅と、世界各国のあらゆる業界の企業顧客向け次世代IoTサービスの開発、試験および提供を行う合意書(MoU)を締結したと発表した。このソリューションは、ノキアのWorldwide IoT Network Grid(WING)に基づいている。

  • 写真左から、ノキアWINGの事業責任者Ankur Bhan氏、丸紅無線通信の山際賢代表取締役社長、ノキアソリューションズ&ネットワークスのジョン・ハリントン代表取締役社長。

    写真左から、ノキアWINGの事業責任者Ankur Bhan氏、丸紅無線通信の山際賢代表取締役社長、ノキアソリューションズ&ネットワークスのジョン・ハリントン代表取締役社長。

Nokia WINGは「ワンストップ」のIoTマネードサービスで、統合されたグローバルIoTコア、サービスとしてのConnectivity Management Platform、IoTに特化したオペレーション、請求、セキュリティ、データアナリティクス、およびアプリケーション・エコシステムを統合したソリューション。2017年には、TechXLR8 AwardsでIoTリーダーシップを受賞し、Global Telecoms AwardのIoT Initiative of the Yearカテゴリーで「honourable mention」を受賞している。

丸紅は、Nokia WINGを活用することで、国内外の5つの営業グループ(生活産業、素材、エネルギー・金属、電力・プラント、輸送機)の企業顧客へ、フリートマネジメント、産業機械のリモートモニタリング、国際物流とアセットマネジメントなどの包括的なグローバルIoTサービスを迅速かつ効率的に提供可能になるという。また、WINGのIoTコアとマネージドサービスを利用することで、グローバルのIoTサービスプロバイダーとして、多国籍企業に対し低遅延のサービスも提供できるという。  

一方のノキアは、丸紅の国内での広範なMVNO/MVNE事業での知見を通じて、日本国内の規制や商習慣に対応するIoTサービスを提供できるようになるということだ。