パナソニックは、Scrum Ventures(スクラムベンチャーズ、以下SV社)と、新規事業の創出促進を目的とした新会社「BeeEdge(ビーエッジ)」を設立すると発表した。 新会社は、SV社とパナソニック家電事業部門のアプライアンス社が共同で出資、運営する。

  • 新会社「BeeEdge(ビーエッジ)」

    新会社「BeeEdge(ビーエッジ)」

SV社は、米国サンフランシスコをベースに、シリコンバレーと日本でアーリーステージのスタートアップへの投資を行う企業。最先端トレンドへの知見、 新規技術・ビジネスモデルに対する情報収集力を駆使し、さまざまな事業化支援を行ってきたという。また、パナソニックは、家電を中心とした製品提案でくらしに貢献するだけでなく、近年では次世代の家電ビジネス創出に向けた新規事業の創出にも注力しているという。

今回設立された新会社「BeeEdge」は、まずパナソニック社内の有望な新規ビジネスアイデアを切り出して事業会社化するスタートアップを中心に出資し、適切な支援を行うことなどによるスピーディーな事業化を実現する。資本金は1億円で、出資比率はSV社51%、パナソニック49%となっている。なお、パナソニックは、Scrum Ventures Fund IIIへの出資を予定しているということだ。