Microsoftは2月28日(現地日時)、Office 365の新機能を公式ブログをアピールした。同社は「仕事の質を向上させ、魅力的な履歴書を作成し、組織外のチームメートと協力するツールを含む。Office 365管理者は、コラボレーションの管理や複雑なアイデアの伝承、従業員と顧客のデータ保護に関する方法も得られる」と語る。
Microsoft Wordのエディターペインでは、ドキュメント全体を考慮したスペルチェックや文書校正機能が利用可能になった。日本語でどのような処理になるか不明確だが、スクリーンショットを目にする限り、修正候補が分かりやすく示される。さらに教育現場で利用する際は、レッスンプランの通知も可能になる。
LinkedInと連携して履歴書を作成する「Resume Assistant」は、Office 365限定の機能ではなく、Office 365コンシューマー版などにも展開することを明らかにした。Microsoftの説明によれば、履歴書の80%がWord上で作成されるという。ただし、執筆時点では日本語環境でResume Assistantは利用できない。
この他にもMicrosoft TeamへOutlook.comやGmail.comを含むメールアドレスで参加可能になり、StaffHubにはノートや活動の表示形式を刷新した。Office 365管理者向けには、グループ間の命名規則強制機能や、Visio Onlineで高度な概略図作成が可能になる。また、EUのGDPR(グローバルデータ保護規制)を強化するため、AIP(Azure Information Protection)との連携も強化した。