野村総合研究所(NRI)は、マイナンバーカードの電子証明書等を活用して本人確認を行うサービス「e-NINSHO1(イーニンショウ)」に、マイナンバーをネット上で安全に収集する機能を追加したと発表した。

「e-NINSHO」は、本人確認が必要なサービスをWeb経由で提供する事業者が、「公的個人認証サービス」に接続して確認を行うことを支援するサービス。

今回追加した新機能により、「e-NINSHO」利用企業は、マイナンバー法および犯罪収益移転防止法に準拠した、「本人確認」ならびに「マイナンバー収集」ができるようになる。

顧客や従業員のマイナンバーを管理するサービス「e-BANGO」と連係させた利用も可能で、両方のサービスを利用することにより、マイナンバーの収集・登録・保管を一気通貫で行うことができるという。

野村證券が開始した「スピード口座開設」サービスに、この機能を追加した「e-NINSHO」が導入されているという。

野村證券では、「スピード口座開設」サービスに「e-NINSHO」を導入することにより、利用者が自宅等のパソコンに接続したカードリーダーにマイナンバーカードをかざすだけで、24時間いつでも口座開設の申し込みができるようにした。マイナンバーの番号確認書類等を添えて郵送するこれまでの手続きに比べて、手軽かつスピーディーにオンラインで口座開設の手続きができる。

  • マイナンバー収集機能を導入した野村證券の「スピード口座開設」サービスの利用イメージ