ラックとTRIART(トライアート)は2月22日、政府が推進するSociety 5.0を支えうるデータセキュリティへの新しいアプローチに向けて、TRIARTの技術「XCOA(クロスコア)」による安全なデータ利用基盤の共同開発で合意したと発表した。
今回、両社はブロックチェーンと融合が可能な暗号データ分散連鎖技術であるXCOAを利用し、Society 5.0時代を担う安全なデータ活用基盤について共同開発を開始することにした。
共同開発の主な内容は、「新しいアプローチにより次世代のデータセキュリティモデルを業務に応用する手法の確立」「従来の経路の暗号化に加えてブロックチェーン技術を応用し、かつ実際の業務で使用できる速度や機能を実装したデータ自体の分散暗号化技術の確立」「分散暗号化技術によるデータ管理手法の確立」の3点。
同技術が世の中に普及することで、既に多数の実証実験が行われている自動運転や、仮想通貨などに代表される新しい金融の仕組みを、安全に運用することが可能になるという。