キヤノンは2月22日、茨城県坂東市に、高度な資源循環を実現するキヤノングループの環境活動の発信拠点「キヤノンエコテクノパーク」を開所したことを発表した。延床面積は約74,200m2となる。
キヤノンエコテクノパークは、資源の有効活用と廃棄物削減に向けて、リユース・リサイクルを通じた資源循環を追求する最新鋭の工場とショールームで構成されている。トナーカートリッジやインクカートリッジの自動リサイクルシステム「CARS-T/CARS-I」によるリサイクルや、複合機のリマニュファクチュアリングを行い、使用済みの製品を再生し、繰り返し使い続ける高度な資源循環を目指す。
工場内は「クリーン&サイレント」をコンセプトに職場環境の整備を行い、従業員の働きやすさに配慮している。また、建屋は、ダブルスキン構造による夏季の遮熱と冬季の集熱を利用した空調システムを導入するなど省エネルギーや環境負荷に配慮をした設計となっており、建築環境総合評価システム「CASBEE」で「Aランク」を取得している。
なお、キヤノンエコテクノパークは、キヤノングループの環境技術を結集した環境活動の発信拠点として工場見学コースを設置し、小中学生などに向けた環境学習の場としても利用する予定だという。