Qualcommは、KT、Samsung Electronicsとともに、NSA(Non-Standalone)標準に準拠した「3GPP Release 15」の相互運用試験が成功したと発表した。
同試験では、Smasungの5G NR 基地局とQualcommの5G NR UE(User Equipment)を利用し、3.5GHz、および28GHz帯域におけるデータ接続が可能であると実証された。
Qualcommはこの結果に関して、「2018年より開始された標準準拠のモバイル5G NR試験における重要なマイルストーンであり、2019年より商用展開される5G NRネットワークの導入、およびマルチモードスマートフォンの発売につながるもの」と説明している。
また、韓国スウォンのSamsungの研究施設で行われたデモンストレーションでは、1Gbit/sのダウンリンク速度と、1msの低遅延性を達成したという。このように高い通信速度、低遅延性を実現できることから、今後、VR/ARのようなデバイスや、自動運転などの高度は通信技術を必要とするさまざまな技術への応用が期待される。
なおQualcommは、2月26日から3月11日までバルセロナで開催される「Mobile World Congress(MWC)」において、5G NR相互運用試験のデモンストレーションを実施する予定だ。