シスコシステムズは2月19日、ハイパーコンバージド システムCisco HyperFlexの新バージョン3.0をリリースしたと発表した。強化内容としては、Microsoft Hyper-V、ストレッチ クラスタ(同期型クラスタ冗長化)、コンテナへの対応などがある。
ハイパーバイザーのサポートでは、VMware ESXiに加えて、Microsoft Hyper-Vをサポート。コンテナ強化では、Kubernetesによって管理されるコンテナの永続的ストレージを実現するFlexVolumeドライバーが含まれる。
また、仮想サーバ インフラストラクチャ(VSI)、および仮想デスクトップ インフラストラクチャ(VDI)向けの設計・導入ガイドに加え、ミッションクリティカルなデータベース、アナリティクス、ERPアプリケーション(Oracle、SQL、SAP、Microsoft Exchange、Splunkなど)向けの設計ガイドを新たに用意した。
そのほか、アプリケーション パフォーマンスの監視では、AppDynamicsとHyperFlexにより、HyperFlexや複数のクラウドにまたがって実行されるハイブリッド アプリケーションのパフォーマンスを監視できるようになった。
拡張性では、HyperFlexクラスタは最大64ノードに対応ほか、HyperFlexをキャンパス、および中距離(100km相当)間でのストレッチ クラスタ(同期型クラスタ)に対応。
また、Cisco Intersight(クラウドベースの管理サービス)が新たにHyperFlex Cloud Deploymentもサポートするようになった。
さらに、Cisco HyperFlexの展開、利用に当たり、HyperFlex ユーティリティプログラム(5年定額従量課金モデル)も利用可能となった。