Check Point Software Technologiesは2018年2月15日(米国時間)、「January’s Most Wanted Malware: Cryptomining Malware Continues to Cripple Enterprise CPU Power|Check Point Blog」において、2018年1月のマルウェアランキングを発表した。

これによると、2018年1月は先月に続き、仮想通貨マイナーであるCoinhiveが1位を獲得した。2位にはFireball、3位にはRig ekがつけた。

順位 PCマルウェア 前月比較
1 Coinhive
2 Fireball
3 Rig ek
4 Roughted
5 JSEcoin
6 Globeimposter
7 Andromeda
8 Cryptoloot
9 Ramnit
10 Nivdort

モバイルデバイスをターゲットとしたマルウェアでは、Androidを対象としたバンキングトロイの木馬であるLokibitが1位に付け、これにTriadaとHiddadが続く結果になった。

順位 モバイルマルウェア 前月比較
1 Lokibot
2 Triada
3 Hiddad
  • 2018年1月マルウェアリスクインデックスマップ - 資料: Check Point Software Technologies提供

    2018年1月マルウェアリスクインデックスマップ - 資料: Check Point Software Technologies

Check Point Software Technologiesは、過去3カ月間で仮想通貨マイニングが攻撃者にとって確実に収益を上げられる方法という認識が広まり、マイニングを実施するサイバー攻撃が増加傾向にあると指摘。

先月から続き第1位を確保したCoinhiveは暗号通貨「Monero」をマイニングする攻撃。Moneroは汎用的なCPUで効率よくマイニングできることから、ここ数カ月でMoneoをマイニングする攻撃が増加している。