日本郵船(NYK)、MTI、NTTおよびNTTデータは2月15日、NYKグループの内航船「ひだか」で船舶IoTの次世代プラットフォームに関する実証実験に成功したことを発表した。
NYKグループでは、昨年9月から4社連携の下、NTT研究所のエッジコンピューティング技術を応用し、船上に設置したSIMSに新機能やアプリケーションを陸上から遠隔で配信・管理する仕組みを付加した次世代プラットフォームを開発してきた。
配信実験は、インフラ設備のIoTソリューションなどで実績のあるNTTデータのIoTプラットフォーム「ANYSENSE」を用いて実施した。
同プラットフォームは、日本舶用工業会が中心となって取り組んできた船舶IoT分野に関する国際標準規格化に対応しており、さらに収集したデータは船上で活用するだけではなく、日本海事協会が設立したシップデータセンター(ShipDC)にも送信・蓄積されることで、海事業界で推進している船舶IoTオープンプラットフォームでの利用も可能になる。
NYKグループでは、今後もNYKグループの外航船でも実証実験を行う予定だとしている。