トライアルカンパニーとパナソニック、Remmoは2月13日、IT・AI技術を融合させたスマートストア「スーパーセンタートライアル アイランドシティ店」を、2018年2月14日にグランドオープンすると発表した。
「スーパーセンタートライアル アイランドシティ店」では、トライアルが独自に開発した商品動向を分析できるスマートカメラと、パナソニックが開発した来店客の動きを分析するVieurekaプラットフォームによるスマートカメラを店内に計700台設置。AIを活用したスマートカメラを店内に設置することで、小売業やメーカーやベンダーが行う売り場の設計や管理を遠隔で行うことが可能だ。
設置したカメラのうち100台は、人の動きから来店客属性と行動の分析を行い、結果のみをクラウドに直接送信することで、プライバシーを守りながら消費行動を分析する。また、600台のカメラは、商品棚をウォッチして商品動向を分析。それらの分析結果を元に、商品の見つけやすさや品揃えを改善し、商品棚の欠品を防ぐことができるという。
さらに、レジ待ちをなくすためにRemmoとの共同開発で生まれたタブレット決済機能付きのレジカートを導入。ショッピングカートそのものにセルフレジ機能を搭載しているため、専用のプリペイドカードでログインすると、通常のレジに並ぶことなく、ボタン1つで会計を済ませることができる。買い物客のレジ待ち時間を解消するとともに、小売業のレジスタッフの人手不足解消に貢献する。
タブレットの画面上には売り場でスキャンされた商品情報に基づいたレコメンドが表示されるので、買い忘れの防止や潜在的なニーズの発見など、買い物客の新たな購買体験を実現しつつ、店頭メディアとして各メーカー・ベンダーに広告・販促機会を提供する。