NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は2月8日、RPAツール「WinActor」の最新版「Ver.5.0」を3月1日から販売開始すると発表した。最新版年間ライセンス料(メーカー希望小売価格)は、フル機能版が90万8000円、実行版が24万8000円。
同製品は、NTTアクセスサービスシステム研究所の開発技術をベースに、NTT-ATが商品化した純国産のRPAツール。WindowsアプリケーションやWebアプリケーションで行う多様な操作を「シナリオ」として記録し、自動化するという。これにより、定型的な繰り返し作業や、大量データを扱う作業を正確に再現可能としている。
さらに、既存システムに手を加えることなく、これまで人手で行ってきた複雑な操作や、複数システムにまたがるデータの投入を自動化し、人手作業の効率・品質・コストの大幅な改善につなげることが可能だという。
最新版では、パートナー企業やユーザー企業から要望が多かった、システム連携、セキュリティ機能、操作性について強化した。システム連携では、ODBCデータソースと連携したデータ入力を可能とし、管理機能にも対応するという。
セキュリティ機能強化では、シナリオ保護機能およびログ出力制御機能を追加した。操作性では、シナリオ編集画面の操作性を改善し、簡単な操作でシナリオ作成・編集を可能としている。