アイ・オー・データ機器とシュナイダーエレクトリックは2月7日、アイ・オー・データ機器のクラウド型NAS見守りサービス「NarSuS(ナーサス)」に、シュナイダーエレクトリックの無停電電源装置(UPS)が対応したと発表した。

NarSuSは、NASの動作稼働状態を把握することで、システム管理者の負担軽減を目指したアイ・オー・データ独自のクラウドサービス。Webベースの管理画面でインターネット環境があれば、LAN域内だけでなく、遠隔地からもNASおよびNASに接続された外付けハードディスク、UPSの状態を確認することを可能としている。

  • 「NarSuS」サービスのイメージ

    「NarSuS」サービスのイメージ

また、トラブル発生時にはNarSuSからシステム管理者に、メールで通知、ガイダンスによる対処方法の案内などを行う機能も携えている。

NarSuSでNASに接続されたUPSも管理することで、UPSのバッテリーの劣化状態も確認できため、バッテリー運用が必要になった際に、バッテリーが劣化して電源供給ができないというリスクを回避することができるという。

アイ・オー・データの対応機器はファイルサーバー専用のWindows Server OSであるWindows Storage Serverを搭載したNAS「LAN DISK Zシリーズ」となる。

一方、シュナイダーの対応機器は最大3000VAの出力対応の法人モデルで、小型の据え置き型、ラックマウント型をラインアップするUPS「Smart-UPS SMTシリーズ」(SMT500J / SMT750J / SMT1000J / SMT1500J / SMT2200J/ SMT3000J / SMT1200RMJ1U / SMT1500RMJ2U / SMT3000RMJ2U)、UPS管理用ソフトウェアはPowerChute Business Edition v9.1.1となる。