シスコシステムズは2月7日、サービスプロバイダー向けマルチクラウドビデオプラットフォーム「Cisco Infinite Video Platform」を発表した。
現在、サービスロバイダーは自社のプライベートクラウドやパブリッククラウドをマルチクラウド、ハイブリッドクラウドで管理することにより、ネットワークインフラやアプリケーションの仮想化、運用管理の簡素化を図ることを試みているという。
OTT(Over The Top)ストリーミングビデオの人気が高まるにつれて、サービスプロバイダーはクラウドDVR(Digital Video Recorder)をはじめとした高度なサービスの提供に注力するようになっており、消費者はさまざまなインターネット接続を介して、アプリケーション1つで自分が録画したビデオをクラウドを介して、あらゆる端末にストリームアウトを可能になっている。
同プラットフォームは、クラウド、IP、モバイルビデオに向けたデバイスに依存しないため、サービスプロバイダーは仮想クラウドスタックを活用し、単一のプラットフォームからあらゆるコンシューマ向け端末に対して、安全性の高いビデオエクスペリエンスを提供することができるという。
すでに、全世界で20以上のサービスプロバイダーが同社を採用して商用のクラウドDVRサービスの提供や、商用に向けた試験サービスの提供に携わっており、同社ではグローバルで2000万人以上の加入者をサポートしている。
同社の幅広いサービスのポートフォリオと合わせることで、サービスプロバイダーやメディア、ウェブ関連企業のコストや複雑さを削減することができ、ネットワークのセキュリティ確保や収益拡大を支援するとしている。