Mozillaは2018年2月6日(米国時間)、「Announcing “Project Things” - An open framework for connecting your devices to the web. - The Mozilla Blog」において、IoTデバイスの相互接続を実現するためのフレームワークを推進するプロジェクト「Project Things」を実現するソリューションの1つである「Things Gateway」の最新版を発表した。
Project Thingsは昨年すでにコンセプトが発表されている。Mozillaはこの取り組みを実現するソリューションの1つとして「Things Gateway」と呼ばれるソフトウェアを開発しており、今回その最新版が発表された。「Things Gateway」は、現在の実装では次の機能を提供している。
- マイクを使った音声によるインタラクションの実現
- デバイスがほかのデバイスと連動するためのロジックを処理するルールエンジン
- 家内マップにデバイスをレイアウトするためのフロアプレーンビュー
- デバイスタイプの追加機能
- 新しいプロトコルおよびデバイスをサポートする新しいアドオンシステム
- サードパーティ製アプリケーションを安全に認証する新しいシステム
昨今、スマートスピーカーをインタラクションの中心とし、ネットワーク接続に対応したIoTデバイスを連動して動作させる取り組みが進んでいる。現在これらデバイス間に共通のプロトコルはなく、ベンダーが独自のプロトコルを開発して利用している状況となっている。
「Project Things」はこうしたデバイスの相互接続を実現する取り組みの1つで、今のところデバイスの相互接続を提供するゲートウェイとして動作するソフトウェアを開発して提供している。