乗り換え案内サービス「駅すぱあと」を提供するヴァル研究所は2月6日、スケジュール調整から交通費精算を自動化するクラウド型ビジネス・サポートサービス「RODEM(ロデム)」の新機能として、「駅出口案内機能」および「利用経路の学習機能」をリリースしたことを発表した。
「RODEM」は、GoogleカレンダーやMicrosoft Office 365 Outlook 予定表に訪問予定を登録するだけで、移動スケジュールの調整、経路検索、交通費精算までを省力化する、ビジネス・サポートサービス。今回、新たに訪問先に近い適切な駅出口を案内する「駅出口案内機能」と、利用者の過去の移動経路を学習してよりその人の行動にそった経路を案内する「利用経路の学習機能」をリリースする。
駅出口案内機能は、到着駅のホームから、目的地(訪問先)に向かうまでのルートとして適切な駅出口を探索・案内するというもの。RODEMの操作方法に変更はなく、従来の操作で作られる移動予定に、駅出口の情報が追加される。同機能の実装により、東京駅や新宿駅、渋谷駅などの駅出口が多い駅でもスムーズに移動できるという。
利用経路の学習機能は、ある出発地と目的地(訪問先)の組み合わせにおいて、RODEMが検索した経路(乗車/降車駅、利用路線、乗換駅、出口、座席種別)を学習し、次回以降は学習した経路を優先して案内するというもの。AI技術の要素を活用しており、一度利用した経路を教師データとして学習し、次回以降の経路検索時に最適な経路を算出する。過去に案内されたことのある経路を優先して案内するため、利用者は迷わず安心して移動できるという。