日産と老舗旅館「一の湯本館」がコラボし、自動的にモノが片付く旅館「ProPILOT Park RYOKAN」を展開すると発表した。
その一要素である"自動で片付くスリッパ"のデモンストレーションが、2月1日より横浜市・日産グローバル本社ギャラリーにて行われている。展示期間は2月4日まで。
「ProPILOT PARK RYOKAN」は、自動駐車技術「プロパイロット パーキング」の利便性を、旅館に泊まることで体感してもらいたいという狙いから展開されるプロモーションキャンペーン。こうしたプロモーションは、オフィスチェアが自動で片付く「INTELLIGENT PARKING CHAIR」、行列を進むイス「ProPILOT CHAIR」に続く第3弾となる。
今回展示されているのは、自動で片付くスリッパ。客室の土間にあるスリッパが、スイッチを押すと、まるで自動的に「駐車」されるかのように自律移動して整列する。開発は博報堂アイ・スタジオが手がけた。スリッパは、「一の湯本館」で実際に使われている備品を用いている。
ブースの梁に据え付けた赤外線を捉えられるカメラで、赤外線LEDを組み込んだスリッパを撮影。リアルタイムで画像処理を行い、進むべき方向を自動的に指定する。来場者は、会場に設置されたスイッチを操作することで、スリッパの自動整列を体感できるという。
なお現在、「ProPILOT PARK RYOKAN」を実際に体験できる宿泊者を1組(2名)限定で募集している。宿泊先は「一の湯本館」、日程は3月24~25日を予定。応募はTwitterアカウントより「#PPP旅館 #wanttostay」とハッシュタグをつけ、希望人数を明記の上公開設定で投稿することで行う。応募期間は2月10日 18:00まで。