ソフトバンクとCogent Labsは1月29日、RPA(Robotic Process Automation)分野における業務提携契約を締結したと発表した。

今後両社は、RPAとAI(人工知能)を活用した手書き文字認識(OCR)技術「Tegaki」を組み合わせたソリューションを共同開発し、提供することを目指すという。

ソフトバンクは、RPAホールディングスと協業し、RPAソリューション「SynchRoid(シンクロイド)」を提供していているが、書類の中には、顧客の契約申込書やアンケート回答、問診票、診断書、テスト答案などのように、手書きの文書も多いため、RPAによる業務自動化に当たっては、まず手書きの文字をデジタルデータ化する必要があるという。

コージェントラボは、AI技術でデータを処理、学習することにより、これらの手書き文字を自動認識し、データ化する技術を持っていることから、ソフトバンクの「SynchRoid」に、コージェントラボのOCR技術「Tegaki」を組み合わせたソリューションを共同開発し、書類のデータ入力や集計、加工などの作業を自動化していく。

両社は、製造や販売、金融、医療、サービス、教育など、さまざまな業界において業務を効率化し、お客さまの働き方改革に貢献することを目指す。