君津信用組合は、新たに総合企画部内に「地域通貨課」を設置して、地域経済の活性化とコミュニティの活性化を目的とした電子地域通貨「(仮称)アクアコイン」の導入・普及に取り組むと発表した。
同組合が取り組む電子地域通貨は、木更津市と木更津商工会議所との連携により、三者がそれぞれの役割を担うことで市内・市民への普及を図っていく。
電子地域通貨は、木更津市域の参加店のみで利用できる電子通貨で、アイリッジの電子通貨プラットフォーム「MoneyEasy」を導入することで、スマートフォンとQRコードを利用して、参加店での支払をキャッシュレスで行うことができるもの。
参加する店舗は導入に際し、クレジットカード等で必要な決済端末の設置が不要で、決済手数料も低いことから手軽に導入することができるという。また、木更津市が付与する行政ポイントの受け皿となることも特徴の一つだという。
まず、3月下旬に、同組合職員、木更津市職員、木更津商工会議所職員等を対象として「(仮称)アクアコイン」の実証実験を行い、実証実験を通じて、店舗や利用者、システム稼動における運用面並びにセキュリティ、組織体制などを検証し改善を図る。本格稼動は2018年の秋、「ちばアクアラインマラソン2018」の頃を予定しているという。