ダッソー・システムズは、同社のエグゼクティブ・コミッティーの新任ならびに異動に関する発表を行った。異動は2月1日に予定されている、2017年第4四半期ならびに2017年通年の決算報告の後、2月5日に実施される予定となっている。

今回の異動により、現在シニア・エグゼクティブ・バイス・プレジデント、最高財務責任者であるティボー・デ・テルサン氏がジェネラル・セクレタリーに就任し、現在ブランドおよびコーポレートデベロップメント担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントであるパスカル・ダロズ氏が、最高財務責任者兼最高戦略責任者に任命された。また、インダストリー・ソリューションズ、マーケティング、グローバル・アフェアーズ兼コミュニケーションズ担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントとして、フローレンス・ベルゼレン氏が同社に1月15日付けで入社した。

今後、ティボー・デ・テルサン氏は、シニア・エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼ジェネラル・セクレタリーという新しい役職において、戦略、法務、ガバナンス、ビジネス・イニシアチブに幅広く関わっていくほか、同社のエグゼクティブ・コミッティーの一員として引き続き取締役を務める。同氏は、1988年以来30年間、ダッソー・システムズの最高財務責任者を務めており、彼が導入した枠組みにより、同社は公開企業として22年間のうちの21年間にわたり、収入と純利益を成長させることができたという。

また、パスカル・ダロズ氏は最高財務責任者兼最高戦略責任者という新しい役職で、同社の経営陣としてこれまで培ってきた17年以上の経験を活かしていく。同氏は2014年以降、ブランドおよびコーポレートデベロップメント担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントを務めており、独自のアプリケーション群の提供、ユーザー・エクスペリエンスおよびユーザー・コミュニティの活性化に取り組み、全体的なブランド戦略の責任者を務めてきた。

フローレンス・ベルゼレン氏は、グローバル企業、グローバル・アフェアーズ、経営陣としての20年近い経験を活かし、インダストリー・ソリューションズ、マーケティング、グローバル・アフェアーズおよびコミュニケーションズ担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントに就任し、エグゼクティブ・コミッティーの一員となる。同氏は現在エールフランスの取締役会の独立取締役を務めており、2013年、世界経済フォーラムのヤンググローバルリーダーにノミネートされている。

なお、現在グローバル・アフェアーズ・アンド・コミュニティー担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントであり、1981年にダッソー・システムズが設立されて以来の創業メンバーの一人であるフィリップ・フォレスティエ氏は退任。現在のバイスプレジデントで最高戦略責任者のモニカ・メンギニ氏は家庭の事情により辞職する。退任・辞職に関しては、いずれも2月28日付けの予定となっている。