ソニーは、PCからLANケーブル経由でカメラコントロールが可能なカメラコントロールボックス「CCB-WD1」を発売する。受注生産品で、発売日は2月16日。メーカー希望小売価格は7万円(税別)。また、デジタルスチルカメラ「RX0」の無線接続台数を拡大するソフトウェアのアップデートも提供される。

  • カメラコントロールボックス「CCB-WD1」

    カメラコントロールボックス「CCB-WD1」

同製品は、限られたスペースや天吊りなどで自由度の高い設置が可能な、小型軽量のデジタルスチルカメラ「RX0」を用いた複数台撮影の可能性をさらに拡げるカメラコントロールボックス。同製品はカメラ本体「RX0」と同サイズの小型形状で、質量は約90gとなっている。この2つを対で組み合わせることにより、LANケーブル接続による安定したネットワーク環境を生かしたコンパクトな構成による設置が可能となり、映像制作の自由度と効率性が向上する。また、カメラコントロールボックスを用いてユーザーが撮影設定、撮影方法などを自由にプログラミングすることができるようになっている。

また同時に、カメラコントロールボックス「CCB-WD1」を使用した多視点撮影を実現する、有線と無線によるマルチカメラソリューションも提供される。有線ソリューションでは、信頼性の高いカメラコントロールやファイルマネジメント、カメラ同期を実現。カメラコントロール信号を有線LANでIP化することにより、 離れた場所に設置した最大100台の「RX0」を手元にある一台のパソコンでリモートコントロールすることが可能となる。

無線ソリューションでは、高い設置自由度をもつ「RX0」の特長を生かしながら、配線が不要で容易に複数台をコントロールできる。従来「RX0」で最大5台までの対応であったモバイル機器からの無線マルチカメラコントロールに加え、今回、無線LANのアクセスポイント経由で操作可能な、無線接続台数を拡大するソフトウェアをアップデートしたことにより、最大接続台数を50台までに拡大する。また、一括電源ON/OFFやリストビュー表示、グルーピング機能など多台数撮影時に便利な機能も追加されるということだ。