大日本印刷(DNP)は1月19日、AI(人工知能)を活用してデジタルトランスフォーメーションを実現する技術の提供を手がけるAI insideと資本業務提携契約を締結したと発表した。
今回の資本業務提携により、DNPはBPO(Business Process Outsourcing)サービスをはじめとしたさまざまなサービスにAI insideの技術を導入し、サービスレベルの向上や、新しい価値を提供するサービスの開発を目指す。第1弾として、BPOサービスに導入し、さらなる品質とサービスレベルの向上を図る。
具体的には、2018年2月からDNPのBPOサービスのデータ入力業務において、AI insideが保有するAIを活用したOCR(光学文字認識)技術を導入し、手書き文字の読み取り精度の向上を図る。
また、書類の仕分け作業や審査業務へのAI導入により、24時間の処理体制の構築や繁閑差のある業務への対応など、サービスレベルの向上に取り組むことに加え、コンタクトセンター業務でのAIの活用に向けた共同開発も進めていく計画だ。
今後、両社は共同でBPO分野のみならずAI技術の適用範囲を拡大し、新たなサービスの開発を進め、DNPは2021年度に1000億円の売り上げを目指す。