Check Point Software Technologiesは2018年1月15日(米国時間)、「December’s Most Wanted Malware: Crypto-Miners Affect 55% of Businesses Worldwide|Check Point Blog」において、2017年12月のマルウェアランキングを公開した。2017年12月は1位と3位に仮想通貨をマイニングするマルウェアがランクインしており、今後の動向に注意が必要だ。
順位 | PCマルウェア | 前月比較 |
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1 | Coinhive | ↑ |
2 | Rig ek | = |
3 | Cryptoloot | ↑ |
4 | Roughted | ↓ |
5 | Fireball | = |
6 | Globeimposter | ↑ |
7 | Ramnit | ↓ |
8 | Virut | ↑ |
9 | Conficker | ↓ |
10 | Rocks | ↑ |
順位 | モバイルマルウェア | 前月比較 |
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1 | Triada | |
2 | Lokibot | |
3 | Lotoor |
モバイル向けのマルウェアについては、先月の1位と2位と同じであり、3位のみが入れ替わった。デスクトップ向けのマルウェアは順位の入れ替わりが早い一方、モバイル向けのマルウェアはデスクトップ向けと比較するとランキングの入れ替えが緩やかなものとなっている。
複数のセキュリティファームが2018年はランサムウェアの脅威が増大するとともに、仮想通貨のマイニングを実施するマルウェアが増加すると推測している。Check Point Software Technologiesのランキングには早くもその気配が現れている。今後、ユーザーが気づかないうちに仮想通貨のマイニングを実施するマルウェアはさらに流行するものと見られる。