NECネッツエスアイ(NESIC)は1月16日、主に介護施設向けに、被介護者のベッド上での様子や健康状態をIoTで見える化する「ベッド見守り支援ソリューション」の販売を開始すると発表した。
「ベッド見守り支援ソリューション」は、ITソリューションサービスを提供するトーテックアメニティの製品を活用し、被介護者のベッドに取り付けたセンサにより、ベッド上の動きや健康状態等を見える化することで、情報(睡眠時間、離床のタイミング)やバイタル(脈拍・呼吸)といった生活リズムや各種情報のスタッフ間共有を促進し、ケアサービス品質向上と、介護スタッフの負担軽減を支援するサービス。
販売に先駆けて、特別養護老人ホーム「ニューバード」の協力のもと、2017年10月~12月に実証実験を実施。被介護者がベッドから立ち上がる際の転倒やベッドからのズレ落ちを未然に防ぎ、また、寝る時間や起きる時間等の生活リズムが見える化されたことで介護支援を効果的に行うことができるといった、一定の効果をあげることができたという。
NECネッツエスアイは、今後、介護記録ソフトとのシステム連携(データの自動反映)や新しい介護ロボットの導入支援により、さらなるケアサービス品質の向上や介護施設等で働くスタッフの働き方改革につながるサービスの提供を行い、今後3年間で本サービスの関連売上として累計4億円を目指す。