Microsoft MVPの受賞経験を持つRyan Schouten氏が、今後数週間のうちに、Microsoft OneDriveにファイルレストア機能が導入される見遠しだと伝えた(@ShrPntKnight)。1月13日(米国時間)に米国カリフォルニア州で実施されたイベント「3rd SPS Events San Diego event」の発表内容を伝えたものと見られる。好きなポイントからのレストアが可能とされており、ランサムウェアに対する有効な対策機能になるようだ。
一旦ランサムウェアに暗号化されてしまったファイルやデータは基本的に復号は不可能だと考えられている。身代金を支払ったとしてもデータが復号される保障はなく、仮に復号が可能であったとしてもセキュリティファームや関連機関はサイバー攻撃を助長するだけだとして身代金の支払いを行わないように求めている。基本的には、暗号化される前のデータをバックアップしておくことが有効だと言われている。
OneDriveにファイルのリストア機能が導入された場合、ランサムウェアに対する有効な対策機能になる可能性が高い。セキュリティ対策は実施する必要があるが、暗号化されたファイルはリストアして暗号化される前の状態に復帰させればよいことになる。今後の発表が注目される。