デジタルマーケティングを支援する、アイ・エム・ジェイ(IMJ)は1月15日、訪日外国人旅行者をターゲティングし、プロモーションの一環として広告配信も可能なインバウンド特化のマーケティング支援サービス「wanokoto」を提供開始したことを発表した。
「wanokoto」は、IMJ独自のデータで訪日外国人の「旅マエ(訪日前)」、「旅ナカ(訪日中)」、「旅アト(帰国後)」で広告配信を実施し、インバウンド需要ニーズの高い企業の商品・サービス・アクティビティ・イベントの訴求、そして企業自体のブランディングを行うサービス。「旅マエ」のメディアへの接触情報、「旅ナカ」のWi-Fiへのアクセス情報やGPSの位置情報と、配信プラットフォームの情報を組み合わせることにより、訪日中の外国人旅行者のみにターゲティング可能な仕組みを実現した。
同サービスでは、配信プラットフォームの条件指定だけでは難しかった、在日外国人と訪日外国人の判別を、訪日外国人旅行者が利用しているWi-Fiへのアクセス情報や、GPSの位置情報などを加えたIMJ独自のデータによって実現。従来の「旅マエ」中心のプロモーションだけではなく、「旅ナカ」であることを特定することで、行動を起こしやすい訪日中の外国人旅行者に対して、態度変容を促す広告や情報の配信が可能だ。
また、「旅マエ」は月間100万UU以上、「旅ナカ」も月間50万UU以上への広告・情報の配信が可能で、特に「旅ナカ」に関しては、2016年の訪日外国人旅行者数を月間約200万人と想定すると、訪日中の外国人旅行者の25%以上(英語圏の外国人旅行者に限ると50%以上)へのアプローチを実現しており、データのボリュームは今後さらに増加していくとしている。
そのほか、バナーなどの配信情報のクリエイティブは、外国語特有の表現・言い回しを考慮した、ネイティブに対して最も効果的な表現で作成しており、情報配信後にレポートを提供することにより、結果の見える化も実施する。