ジゴワッツは1月12日、ブロックチェーンに接続可能な、多機能型EV(電気自動車)用普通充電器「Ella(エラ)」を発売すると発表した。

同製品では、充電課金による売上の一部を暗号通貨で設置場所の提供者に還元したり、ブロックチェーン技術により設置者独自の認証課金基盤を構築したりすることが可能。また、Bluetoothで接続する認証用スマートフォンアプリにより、充電用ICカードがなくても、アプリのダウンロードと簡単な会員登録手続きのみで、即日充電器が利用できる。

  • Ella 本体斜視

    Ella 本体斜視

同製品は、Wi-Fi接続モジュールもしくは3Gモジュール(オプション)を搭載することで、直接ブロックチェーン上のトランザクションの確認が可能で、現時点では、Ethereumネットワークへの接続ができる。

  • Ethereum組込例

    Ethereum組込例

また、認証機能も内蔵しており、認証システムは充電器本体にWi-Fi接続や3G回線を用意することなく、ユーザ認証や課金ができる。

さらに、同充電器は、一般的なコンセント取り付け枠と同じ83.5mmピッチの取り付け穴を有しているため、市販の給電ポールの利用や、既存の屋外壁コンセント取り付けスペースに設置することが可能。

希望小売価格は12万1000円(税別)で、出荷開始予定日は2018年9月21日だ。