2018年の年頭にあたり、Cloudera 代表取締役 中村共喜氏は、以下の年頭所感を発表した。

新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

2017年は、日本においても機械学習、AI、IoT、データサイエンスなどデータ活用を取り巻く市場が、新しい夜明けを迎え始めたと感じられる年でございました。グローバル市場を勝ち抜かれている企業は、データを徹底的に活用されています。日本でもCDO(Chief Data/Digital Officer)を設置されるなどデータの利活用を経営戦略の中核に据えられる企業も出てこられております。

一方で、データが生み出す力をご理解されつつも、業務システム上にあるデータのご活用だけにとどまられ、その裏に隠れている何十倍もの貴重なデータを活かされきれておられないお客様もおられます。その一因として、ビジネスチャンスの創出にどうつながるのかわからない、あるいは具体的なデータ活用法がわからないといったお声を伺っております。

このような状況を背景に、2018年はCloudera日本法人も大きく変わる年にしたいと考えております。まず、ビジネスにつながるデータの管理や利活用において課題を持たれているお客様にとりまして、「最初にご相談いただけるパートナー」になりたい、と考えております。そのために、この1年をかけて積極的にお客様のビジネスや課題・ニーズを理解させていただいた上で最適なソリューションとサービスの提供を強化したいと考えております。

さらに、データ活用の分野で高い実績と実力を兼ね備えたソフトウェアパートナー様やコンサルティングパートナー様、システムインテグレータパートナー様とチームを組ませていただき、様々なお客様のご要望に応えられる体制を構築して参ります。弊社の強みでございます大企業規模の膨大なデータに対応した優れた管理能力と高い安定性を、業界屈指のサービスやツールと組み合わせて提供させていただくことで、お客様の最終的なビジネスゴール達成のお手伝いができると確信しております。

Clouderaの最終的なゴールは、お客様がデータの徹底活用により価値と利益を生み出されてはじめて、達成したこととなると考えております。社員一丸となってその達成に尽力していく所存でございます。

今後ともより一層のご高配を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。