ソフトバンクとオプティムは25日、火ノ川農場(北海道帯広市清川町)および帯広市清川エリアで、ドローンをはじめとするスマート農業ソリューションを活用した実証実験を、12月から共同で開始したことを発表した。

  • 「OPTiM Hawk」を活用した広範囲空撮イメージ

    「OPTiM Hawk」を活用した広範囲空撮イメージ

この実証実験で両社は、北海道帯広市内で大規模に栽培されている秋まき小麦について、帯広市清川エリア(約580ha)では、固定翼ドローン「OPTiM Hawk」を活用した広範囲な空撮による地域全体の生育分析を実施している。

また、火ノ川農場では、圃場情報管理サー ビス「Agri Field Manager」を利用し、センサーから取得される外気温や湿度、照度、土壌温度や土壌水分、EC 値(電気伝導率)、ドローンから取得される圃場の状態、農作業記録サービス「Agri Assistant」を用いて農業従事者が記録した情報などを取りまとめ、統合された作物の生育管理に取り組み、その商用化を検討する。

両社の役割として、ソフトバンクがネットワーク、IoTプラットフォームの提供、オプティムが「OPTiM スマート農業ソリューション」の提供、火ノ川農場は実証実験場所の提供とアドバイス、清川地区麦生産組合は実証実験場所の提供と取り組み支援、帯広市川西農業協同組合および十勝毎日新聞社は取り組み支援、帯広市農政部農政課は実証実験のオブザーバーとなっている。

  • 「Agri Field Manager」での生育管理イメージ

    「Agri Field Manager」での生育管理イメージ