Tecmintは2017年12月23日(米国時間)、「How to Create a Password Protected ZIP File in Linux」において、Linuxでパスワードを付加したZIPファイルの作成方法を紹介した。Linuxでは、zipコマンドを使うことでパスワード付きZIPファイルの作成が可能であり、パスワード付きZIPファイルはunzipコマンドで展開することができる。
zipコマンドはmacOSではデフォルトでインストールされているが、Linuxディストリビューションでは自前でインストールする必要があるケースもある。代表的なインストール方法は次のとおり。
Red Hat Enterprise Linuxでのインストール方法
sudo yum install zip
Ubuntuでのインストール方法
sudo apt install zip
パスワード付きZIPファイルは、zipコマンドに-eを指定することで作成することができる。その方法は次のとおり。
パスワード付きZIPファイルの作成方法
zip -e -r ファイル.zip ディレクトリ
パスワード付きZIPファイルの展開方法
unzip ファイル.zip
インタラクティブに2回パスワードの入力を求められるため、その段階で同じパスワードを繰り返し入力する。
企業や組織では、zipファイルを利用する場合、規定により必ずパスワードを付加しかなければならないことがある。zipコマンドを使うことにより、こうしたファイルの作成が可能なので、参考にされたい。