Impervaは2017年12月21日(米国時間)、「Top Five Trends IT Security Pros Need to Think About Going into 2018 - Blog|Imperva」において、セキュリティのプロが2018年に取り組む必要が出てくることが推測される5つのITセキュリティインシデントを発表した。

取りあげられている5つのセキュリティインシデントは次のとおり。

  1. クラウドプラットフォームからのデータ漏洩
  2. 仮想通貨のマイニング攻撃
  3. 人工知能技術の悪意ある使用
  4. サイバー攻撃の標的が事業の混乱や中断といった点へ推移
  5. 内部関係者による故意または過失によるデータ漏えい
  • クラウドコンピューティングの急速な成長 - 資料: Imperva提供(データソース: IDC)

    クラウドコンピューティングの急速な成長 - 資料: Imperva提供(データソース: IDC)

  • セクタ別データ漏えいや消失 - 資料: Imperva提供(データソース: IDC)

    セクター別で見るデータ漏洩や消失 - 資料: Imperva提供(データソース: IDC)

銀行や医療機関といったセキュリティが重要な業種ですら予定よりも早いペースでクラウドプラットフォームへの移行を進めている。しかし、クラウドプラットフォームの複雑性などからデータ流出が発生しており、2018年にも同様のインシデントが懸念されている。

また、攻撃がランサムウェアによるものから、仮想通貨をマイニングしたり、企業活動を混乱させることにシフトすることも指摘されている。