NTTドコモ(ドコモ)は、スマートグラス上に投影されているコンテンツを、手の動きで自由な位置に動かしたり、動かしたコンテンツの表示位置に応じて大きさを変えて視聴することができる「ARライブ映像視聴システム」を開発したと発表した。
同社が開発した特許技術である「空間インターフェース技術」は、スマートグラス越しの手の動きをセンサーで感知することで、スマートグラス上に表示されたコンテンツなどを操作することができる技術だ。
同システムは、この技術を使うことにより、スマートグラス上のライブ映像などのコンテンツを手の動きで自由に動かしたり、動かしたコンテンツの表示位置に応じて大きさを変えることができるという。
例えば、スポーツ観戦の場合、実際に試合会場で観戦しながら、選手目線の迫力ある映像などのさまざまな映像コンテンツを、試合から目を離すことなく、手の動きで切り替えながら楽しむことが可能となる。
同社は今後、スポーツの成長産業化に向けた取り組みとして、2020年に商用サービス開始をめざす5Gの「高速・大容量」「低遅延」「多数端末接続」という特徴を生かしたスポーツ観戦のさらなる体感価値の向上につとめたいとしている。
なお、同社は、日本ラグビーフットボール協会と連携し、2017年12月24日に実施されるラグビートップリーグ「NECグリーンロケッツ vs NTTドコモレッドハリケーンズ」戦にて、同システムなどが体験できるイベント「新体感!みらいスタジアム」を開催するとのこと。