Android Studioデベロップメントチームは2017年12月19日(米国時間)、「Android Developers Blog: Improving app security and performance on Google Play for years to come」において、セキュリティの強化およびパフォーマンスの改善などを目的として、今後2年にわたり、Androidアプリにおいて3つの変更を実施すると伝えた。
現段階で予定されている主な変更は次のとおり。
- 2018年の早い段階で、個々のAPKに対して少量のセキュリティメタデータを追加し、アプリ検証性の向上を図る。この変更に関して開発者の対応は不要
- 2018年8月に新規登録するアプリは最新のAndroid APIレベルへの対応を、2018年11月にはアプリのアップデートにおいても最新のAndroid APIレベルへの対応を必須とする。最新のAndroid APIに準拠することでセキュリティの向上とパフォーマンスの改善が期待できる
- 2019年8月から新しく追加するアプリおよびアプリのアップデートにおいて、64ビット版の提供を必須とする
Androidとともにスマートフォンおよびタブレットデバイスで高いシェアを持っているiOSは、現在リリースされている最新のiOS 11系で既に32ビットアプリのサポートを終了している。
一方、Androidは依然として32ビット版をサポートしており、今のところサポート終了の計画は発表していない。今回の発表ではより64ビット版へシフトしていこうという意思が示されたことになるが、最終的にサポート終了がいつになるのかは言及されていない。