LINEとモバイク・ジャパンは12月20日、日本国内におけるシェアバイク(自転車シェア)事業展開に向け、資本業務提携を締結したと発表した。今回の提携により、両社はスマートバイクシェアサービスである「Mobike」の日本国内での展開を拡大・加速し、2018年上半期をめどにLINEアプリからMobikeを利用可能にするよう準備を進めていく。

  • 記者発表会の模様

    記者発表会の模様

モバイク・ジャパンは、Mobikeを展開する中国企業であるモバイクの日本法人。モバイク・ジャパンは6月に設立し、8月から札幌市内にてサービスを開始している。Mobikeで使用する自転車は4年間メンテナンスフリーとなるほか、すべての自転車にGPSを内蔵し、車両の位置情報をリアルタイムに把握できる利便性を備えつつ、放置自転車の防止にも役立っているという。

今回の資本業務提携により、モバイクはサービス運営、自転車提供・メンテナンス、アプリおよび業務システム開発を担当。LINEは、国内月間利用者数7100万人というユーザーベースの利用に加え、官公庁・自治体・企業などとのネットワークを生かしたインフラベースの整備サポートなどにより、日本国内におけるMobikeのサービス展開を拡大・加速していく。