ぷらっとホームは、IoTの多様な用途へ対応できる新型IoTゲートウェイ「OpenBlocks IoT VX2」を発表した。受注は既に開始されており、出荷開始は2018年2月を予定。価格はオープン。
OpenBlocks IoT VX2は、昨今IoTシステムで必要不可欠とされるIoTエッジコンピューティングの構築を強力にサポートするIoTゲートウェイ。
高性能64bit CPU(1.33GHz デュアルコア)や大容量内蔵ストレージ(32GB)、大容量RAM(2GB)の搭載をはじめ、Ethernetポートの2ポート化など、IoTエッジコンピューティングを実現するために必要なハードウェア性能やインタフェースに強化されている。
また、LTE/3G通信に加え、低消費電力かつ遠距離通信を実現する次世代のIoT通信規格として注目されているLPWA通信(LoRaWAN)に対応した「LoRaWAN通信モジュール」をオプションで追加可能。これにより、NTTドコモの商用LPWAサービス「LoRaWANスポット」やNTTネオメイトのLoRaWAN通信網に対応し、農業施設や工場、遠隔施設などの新たなIoTシステムの構築を支援する。
さらに、安定した通信事業品質のLinuxカーネルを含み、Modbusを含む双方向シリアル通信が強化されたIoTゲートウェイ専用の新型ファームウェア「IoT Gateway Firmware 3.0」を搭載。コネクティビティソフトウェア機能によるデバイスやクラウドとの通信に加え、新たにDockerをサポートし、IoTゲートウェイ内でのDockerコンテナの動作が可能。加えて、「Lua」を用いた機能拡張にも対応する。
これらの仕様により、大量・広域・多地点展開を前提とするIoTシステムの構築はもちろん、即応性が重要となる工場やプラント施設、気象、防犯等、IoTエッジコンピューティングの利用が最適とされる分野におけるIoTシステムの本格導入を実現できる。
なお、主な仕様は、外寸:91.9(W)×114.8(D)×25(H)mm(突起部含まず)、重量:160g(付属品含まず)。CPU:Intel Atom E3805 64bit 1.33GHz 2core 2thread 1MB L2 cache、動作速度:1.33GHz(デュアルコア)、内蔵2次キャッシュ:1024kB/Core。メインメモリ:オンボード 2GB(64bit bus DDR3L)、内蔵ストレージ:32GB(eMMC)、追加ストレージ:microSDカードスロット×1。