ネームサーバの実装系としてはBINDが使われることが多い。BINDには複数のバージョンが存在しており、さらにISCは2018年からBINDのリリースモデルを新しいモデルに変更すると発表している。具体的には、これまでよりもリリースサイクルを短縮し、1年に1回のペースで新しい安定版へ移行するといったモデルを検討している。
Internet Systems Consortiumは2017年12月19日(米国時間)、「BIND Release Strategy Updated|Internet Systems Consortium」において新しいリリースデモルについて説明するとともに、今後のリリースおよびメンテナンススケジュール案を発表した。
BIND 9.9およびBIND 9.10は2018年にはサポートの終了が予定されている。該当バージョンを使用している場合は、新たなリリースモデルに沿って、少なくとも1年に1回のペースで次のメジャーバージョンへアップグレードするか、9系を使い続けたい場合はBIND 9.11に移行した後にBIND 9.11-Sといった長期サポートが提供されているサブスクリプションの利用を検討するといった方法がある。