リンクスは、専門知識がなくても、ディープラーニング機能を活用した画像の良否判定やクラス分類が可能な画像処理ソフトウェア「HALCON 17.12 Progress Edition」の販売を開始したことを発表した。
同ソフトは、独MVTec Softwareが開発している画像処理ソフトで、その最新版となる「HALCON 17.12 Progress Edition」は、産業用画像処理に最適なディープラーニングネットワークを搭載した最新バージョンで、ユーザーが画像を追加して学習させることで、ネットワークの再トレーニングを行ったり、画像の画像の良否判定や、欠陥種別分類などを、複雑な特徴量解析や抽出アルゴリズムを組まずに、簡単に行うことができるようになるという。
また、反射率が極端に高い対象物の局所的な変形や傷を検出することを目的としたデフレクトメトリ機能も搭載されており、複数の既知のパターンを対象物に投影することで、対象物の変形を計測することができ、自動車ボディの変形計測などで活用できるという。
さらに、文字の自動読取機能も改善され、接触している文字の領域分割が自動的に行われるようになったとする。
なお、Progress Editonは、年間契約によるサブスクリプション方式での提供であり、半年に1度、新機能が追加される予定となっている。