Eurostat Press Officeは2017年12月14日(現地時間)、「1 in 6 EU businesses sold on the web in 2016 [PDF]」において、2016年に欧州連合(EU)領域で10人以上により構成された企業の約16%がWebサイトやアプリ経由で注文を受けたと伝えた。顧客には個人と企業の双方が含まれている。
EUにおけるWebセールスの割合は2012年には12%だったところ、2014年に16%まで成長した。しかし以降は、成長が鈍化している。
EUにおいてWebセールスの割合の高い国の順位は次のとおり。
- アイルランド (26%)
- スウェーデン (25%)
- デンマーク (24%)
- オランダ (22%)
- ベルギー (21%)
- ドイツ (20%)
- リトアニア (20%)
- スロベニア (20%)
- フィンランド (20%)
- チェコ共和国 (19%)
- 英国 (19%)
- マルタ (18%)
- オーストリア (17%)
- エストニア (16%)
- スペイン (16%)
2016年におけるEUのWebセールスの97%はそれぞれの国内へ向けた販売となっている。Webセールスは国境や地理的な条件などを越えてビジネスを展開する可能性を持っているとし、欧州委員会は欧州連合において単一のデジタル市場が実現することを目指している。
しかし、2014年以降Webセールスの伸びは鈍化し、さらに販売も国内向けの販売にとどまったままで思ったようには進展していない。原因の1つとして、国外への配達コストの高さと言語の違いによる敷居の高さが挙げられている。