TDKは12月14日、同社のPowerHapブランドの触覚フィードバック機能搭載ピエゾアクチュエータのラインアップとして、新たに2.5Gタイプの小型製品を発表した。

同製品のサイズは、9mm×9mm×1.25mm。最大動作電圧60Vで、質量100gで2.5Gの加速度を生成し、最大変位特性35μmまたは最大発生力4Nを実現する。

なお、PowerHapアクチュエータそのものは、1Hzから1000Hzの刺激帯域全体にわたり振動することが可能で、周波数や振幅に特段の制限がないため、人間の感覚に合わせた触覚フィードバックの実現が可能であり、利用者がHMI(Human Machine Interface)に期待する高精度な触覚フィードバックを開発できるようになっている。そのため、こうした触覚フィードバック機能搭載ピエゾアクチュエータの用途として同社は、自動車やスマートフォン、タブレット、家電製品、ATM、自動販売機、ゲームコントローラー、産業用機器、医療器具などを挙げている。

  • 触覚フィードバック機能を搭載したピエゾアクチュエータの外観イメージ

    触覚フィードバック機能を搭載したピエゾアクチュエータの外観イメージ